2015年8月15日、ツキノワグマのベニーちゃんに飼育員さんから氷のプレゼントが贈られました。
その名も「城クマアイス」!
7月の園長選挙で園長になったお祝いも兼ねてのプレゼントということで、とっても豪華!
氷とオレンジでできたベニーちゃんの顔の周りには、モモ、バナナ、リンゴ、スイカなどフルーツが盛りだくさん。
最初は恐る恐るといったように近づいたベニーちゃん。
中身が大好きなスイカやモモだと知るとバクバクと食べていました。
スイカやバナナはきれいに皮だけ残して美味しいところだけ食べるという器用さも発揮(笑)
スイカの器の内側も食べようと手でガリガリするなど、すっかり「城クマアイス」を堪能したようでした。
さて、今回はこのように豪華な氷のプレゼントをもらったベニーちゃん。
しかし戦時中はこのようなエサをもらえるような状況ではありませんでした。
動物園を管理する和歌山城整備企画課の職員さんが、動物園の歴史を調べる中で、戦時中の様子が書かれた新聞記事を発見したそうです。
当時、昭和17年11月の和歌山新聞によると、動物飼料(エサ)の配給も制限され、あちらこちらからエサとなるものを分けてもらったり、職員さんが野菜を栽培して与えたりしていたそうです。
そう考えると、このように動物たちにも食餌の苦労をかけない現代は本当に平和な時代ですね。